交易品・貿易品wiki - 宝石の色と神物一致論
基本的に色と属性は大抵の場合において結構対応しているので、例えば赤い宝石であれば火の属性が強いと考えられるし(化学の炎色反応も似たようなもの)黄色い宝石であれば大地の属性が強いとも考えられるし(大地のミネラル分が多いので)、緑色の強い宝石であれば風の属性だと(どちらかといえば軽いミネラルが多い)考えられるし、青い宝石はその成り立ちからして水の属性が強いと考えられる(もっともこれについては宗教・民衆信仰的な部分も結構強いのだが)。重要なのは、古来の考え方では外見と物質の場合は中身の見た目は一致する、という考え方で、これは現代の私たちも見習わねばならないことだが、象徴と存在は一致する、という考え方、なのである。まぁ、現代において神の場合は数学的にその存在の無茶さ加減から完全にいないということが証明されてしまっているが、神は心の中に存在すると考えれば無理もなく、また現代において実際に宗教を信仰している人でも、神は現象だと捉える人が多く、実際にいるかどうかはもうとっくの昔に皆棚上げしてしまっていることを考えると、やはり物理世界にはいなくてもいいもの、いないはずのものなのである。象徴(イメージ)と存在(実在)は一致する、ということであるが、これは何にしても重要で、象徴と存在が一致しなければそもそもそこに貴重なものなど存在し得なくなってしまう、のである。象徴という情報空間の価値と、存在という物理空間の価値が相まって、このような貴重品は価値を成す、のである。そういう意味ではこれらの物品が高いのは単にその物質世界での貴重さもあるのだが、同時にそれらの価格が上下しやすいのは象徴的な情報空間での価値もあるから、なのである。よって、これらを人類は“貴重なもの”と呼んだわけである(実際に金・銀などの貴金属類は地殻の形成時など非常に長い年月をかけて生成されるため、太陽と月の象徴ととられることからも星と同一視されるのも無理もないもの、である。ちなみに、太陽系の各惑星と金属類は対応していて、そういう意味でも古来の生活が如何に、物質あるいはこの世に存在するものと密接に結びついていたのか、は容易に想像できることである。実際に、すぐにその昔の空間に飛ぶのは難しいものがあるが、その貴重な物そのものを手に取ることによって、その物から感じ取れる古の脈動を、自分の感情に反映することは可能、なのである。物質なんでもそうだが、ものにはそれぞれ周期があり電磁気的に波長を持っているものなのでそういう意味では貴重な貴金属や宝石類、なども物質の一部、だとみなすこともできる。